北京の一人っ子政策緩和、3 月1 日より実施

北京市計画生育委員会は18 日、
政府が人口抑制策の「一人っ子政
策」を緩和する方針を打ち出したこ
とを受け、同市でも3月1日から実
施すると明らかにした。昨年11 月
19 日から浙江省舟山市が、今月17
日から浙江省全域が全国に先駆け
て緩和したが、主要都市で実施日を
明確にしたのは初めて。19 日付京
華時報など北京各紙が伝えた。
 北京市では従来、夫と妻がともに
一人っ子、連れ子再婚など9条件に
限って第2子が認められていたが、
政策緩和により夫婦のどちらかが
一人っ子であれば第2子出産が可
能になる。海外で産まれた子供も両
親がともに北京戸籍なら第2子ま
で認められ、子供も北京戸籍を取得
することができる。ともに非北京戸
籍の北京市在住夫婦に対しては従
来通り子供の北京戸籍取得や第2
子を認めないが、無料の妊娠検査や
子育て保険などの公共サービスを
受けられるようにする。
 同委員会は緩和効果で今年の新
生児数は例年比3万~5万人増と
見込んでいる。北京市の出生率は
0.99%で全国最低水準にとどまっ
ていることから、政策緩和で人口が
急激に増加する心配はないと分析。
ただ北京市政治協商会議の賈軍委
員は、今後、確実に出産例が増加す
ることから医療機関や幼稚園の受
け入れ体制準備が急務と指摘して
いる。

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最終更新:2014年01月20日 11:47