中国の若者にとって現代文化とは「お金」!?


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「当社の80年代、90年代生まれの若いスタッフに『中国の現代文化とは何か』と聞いたら、『お金』という答えが帰ってきた」――。海南省三亜市で17日開催された「財経国際フォーラム」の「現代中国文化とは?」と題するプログラムを司会した中国互動媒体集団の洪晃CEOが述べた言葉だ。海南日報が報じた。

 同プログラムで「現代中国文化とは?」との質問に答えた、復旦大学(上海)歴史学学部の銭文忠・教授も、「多くの若者が現代文化とは『お金』だと考えている。私はそれを理解できる」と発言し、出席者を驚かせた。

 銭教授は、「経済を『目的』とすることも、文化を『手段』とすることもできない。反対に、『文化』こそが『目的』なのだ。中国の最近30年の文化思潮が懐疑的に見られたことはないが、『文化搭台、経済唱戯(文化を繁栄させることを手段にし、経済を発展させる目標に到達する)』というスローガンに内在する論理に間違いがある。その誤りが多くのおかしな文化現象を引き起こしている。例えば、山東省陽谷県、臨清県、安徽省の黄山などが、いずれも中国の古典小説『水滸伝』『金瓶梅』に登場する潘金蓮、西門慶の故郷は自分たちの街だと争っている。しかし、2人が歴史上に実際に存在した人物なのか分からないのにどうして『故郷』について論じることができるというのか。多くの地域が、資源がないため、『文化搭台、経済唱戯』を打ち出し、お金を稼ぐためにあらゆる手段を利用しようとしている」との見方を示した。

 そして、「それらの地方は、『あなた方知識人は時代遅れだ。潘金蓮を個人の自由や幸福を追い求めるために全てを犠牲にした女性と理解することはできないか?』と言う。私は、『それもいいだろう。しかし、夫を殺してはいけない(潘金蓮は夫を殺して情夫との淫蕩にふける典型的な悪女・淫婦)』と答えた」と述べ参加者の笑いを誘い、「間違いを犯すのが怖いのではなく、間違いさえ認めないことが怖い」と指摘した。

 最近、四文字熟語を解説する「成語英雄」という番組に出演し、中国全土で名を馳せるようになった銭教授は、インターネット上に出現する「新四文字熟語」にも言及し、「私の中国語が変化したことはない。しかし、90年代生まれの若者が30分話すと、我々は全く理解できないであろう。『不明覚厲』と書いて、『よく分からないけど、すごいと思う』という意味になり、『人艱不拆』と書いて、『人生は既にこんなにたいへんだ。知らずにいるほうがいいこともある』という意味になる……。これら『新四文字熟語』を見て、意味が分かるだろうか?」と述べた。そして、「文化がすでにジョークになり、形を消している。これはあってはならないことだと思うが、どうすればいいかは分からない」との見方を示した。

 また、「文化には普遍的価値があるべきだが、内面的なものにする過程で、それを過度に特殊なものにしてはならない。チベット仏教のマントラ『オム・マニ・ペメ・フン』は、銀行業界で、『all money go my home』と読まれている」とユーモアを混ぜて語り、会場全体が笑い声に包まれた。(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年12月20日