中国テンセント、ネット通販で攻勢 商品の種類20倍に


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2013/12/26 0:40[有料会員限定]

 【広州=桑原健】中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント、広東省)がネット通販市場で攻勢をかける。登録者が6億人に達するスマートフォン(スマホ)用のチャットアプリ「微信(ウィーチャット)」で通販事業を開始。金融商品も購入できるようにする。膨大な利用者を抱える強みを生かし、最大手のアリババ集団(浙江省)を追いかける。

 騰訊は微信の通販サイトに掲載する商品の種類をこれまでの20倍の300超に増やし、微信での通販を本格的に始めた。スマホや衣料など幅広い商品を販売。ソニーのICレコーダーや明治のチョコレート菓子など日本企業の商品も扱う。

 微信では11月に通販サイトを設け、1日15種類の商品を載せて試験的に販売を開始。同月下旬には若者に人気のスマホメーカー、北京小米科技(シャオミ)の製品15万台を売り切った。

 中国メディアによると、騰訊は4つの投資ファンドと提携し、微信から投資商品を購入できるサービスも近く始める。通販利用者の決済口座の資金を使う仕組み。6月に同様のサービスを始めたアリババに追随する。

 騰訊が2011年にサービスを始めた微信は国内外の登録者が6億人(重複登録を含む)となり、日本のLINE(東京・渋谷)のサービスの2倍に達したとみられる。同社は個人が連絡や情報発信に使う無料の交流サイト(SNS)で利用者をつかみ、ゲームや動画配信など幅広いネット関連サービスに誘導して収入を得てきた。

 騰訊にはスマホのネット利用者増の追い風が吹いている。中国インターネット情報センターによると、スマホを中心とした携帯電話でのネット利用者は6月末に約4億6400万人と、全ネット利用者の78%に達した。

 株式時価総額はアジアのネット企業で最大だが、通販事業では後発だ。12年の同事業の売上高は44億元(約740億円)で、同社全体の10%。中国通販市場でのシェアは5%で、アリババの10分の1にとどまる。

 中国のネット通販に詳しいキャストコンサルティング上海の大亀浩介董事は「中国では通販でのアリババのサービス利用が習慣化しており、すぐに利用者が離れるとは考えにくい」と指摘する。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1401F_V21C13A2FF1000/?bv=NDSKDBDGXNZO6383902010122013CC1000%5CDNX%5C58447bd7++++++