PCが無くて採掘できない!PCはあるけど採掘出来ない!お金はあるけど何を買えばいいのかわからない!
そんな人たちに知恵を授けるページです。
まず採掘に必要なのは性能の良いグラボと安定した電源!これを守らなければあなたは損をすることになるでしょう。
グラボというのはグラフィックボードの略で、主にゲームや動画の編集に使われるパーツです。これが無ければCPUで採掘することになりますが、そんなのは巨大な鉱山にスプーン一本で挑むようなものです。
採掘に使うグラボは必ずRadeonを選んでください。nvidiaは無駄です。(普段使いするならnvidiaでもいいですが採掘時のワットパフォーマンス悪し。)
電源は一般家庭向けの交流の電気を電子機器向けの直流に変換してくれます。質が悪いものは変換の効率が悪く、無駄に電気代を払う羽目になります。
電源の選び方は80PLUS認定を基準にしてください。ワット数はグラボに依りますが、これがわからない時は掲示板などでグラボの種類や枚数を提示して質問してみてください。
←良くない 80PLUS認定 良い→
Bronze Silver Gold Platinum
グラボと電源が決まったら、残りのパーツを決めます。
他は相性さえ合えば正直適当でいいです。
まずはマザーボード。他のパーツをまとめる板です。これが後のパーツを決める基準になります。
マザーボードはPCI Express x16が一本でもあれば十分です。(グラボを2本以上載せる場合はこの他にPCIEx8などもあると良い。変換アダプタを使えば複数載せられる。)
後はCPUとメモリとOSを入れるためのストレージが必要ですが、これはマザボの規格に合わせなければなりません。
例えばマザボを H61M-VG3 にした場合は、CPUスロット LGA1155、メモリータイプ DDR3とあるので、これに合うようにLGA1155のCPUとDDR3のメモリを選ぶことになります。
CPUとメモリは採掘専用PCであれば性能良くなくてもいいです。下位版のCeleronと1GBのメモリ1枚で良いでしょう。
(メモリについては同じDDR3でもノートPC用とデスクトップPC用があるので注意してください。デスクトップPC用はDIMMです。)
ストレージについては後ほど。
これで必要なパーツは大方揃ったわけですが、(配線用のコードなどが別途必要)この他にも追加オプションとして「ケース」と「OS」があります。
ケースは各種パーツを一つにまとめるためや埃から保護するために必要ですが、これが無い方が冷却が楽です。
足元や机の上に散らばっていると邪魔だという場合は小さなラックなどにタイラップを使ったりして固定すればいいでしょう。
埃でPCがやられるのが心配なら屋根をつけるなどの対策をしてください。
※ケースの有り無しに関係なく採掘に使うPCは必ずこまめに掃除してください。※
最後にOSについてですが、自作PCには Windows と Linux の2つの選択肢が有ります。Linuxの使用経験がある方は無料で使えるLinuxでいいと思いますが、
機械音痴で新しいものを覚えるつもりはないしよくわからないものは使いたくない、または普段から使うのでWindowsで無ければ困るという人はWindowsを別途購入することになります。
さて、ここに来てストレージ選びに入ります。Linuxの場合は適当なUSBメモリでいいのですが、Windowsはそういうわけにも行きません。
これは電気代に響くのでグラボ並に真剣に選ばなければなりません。
Linux→USBメモリ、Windows→HDDとなりますが、HDDを選択した場合は音と追加分の電気代が採掘のデメリットに上乗せされます。HDDは物によっては夜中割とうるさいです。
ちなみにLinuxには仮想通貨採掘専用のディストリビューションがあるそうです。
Litecoin採掘専用とありますが、MonacoinはLitecoinと同じタイプの暗号を採用している仮想通貨なのでこれを流用することが出来ます。
このOSを使えば効率がWindowsよりも10%UPするなどの報告もあります。
長々と書きましたが、つまりは「採掘するならLinux使え」ということです。
あと、Linuxをインストールする人でPCを持っていない人はプラスで日経Linuxと光学ドライブを買ってください。
Windowsを入れる人は光学ドライブを買ってください。
これがないとOSをインストール出来ません。(する方法はありますが面倒くさいです)
以上でパーツ選びは終了です。予算が足りなければパーツを選びなおしてください。
パーツの組み合わせ例
最終更新:2014年02月07日 13:35