1. PGE、SE、TSJのスプロケットについて
リアスプロケット純正47丁と組み合わせるフロントスプロケット丁数は最高14丁のようです。これ以上はチェーンテンション調整ができないので、リンク数を変えるしかないようです。リア純正スプロケットは摩耗が早く、社外品に交換したほうがいいようです。以下各丁数での11000回転時の速度。
11丁 ・・・ 80~85キロ
12丁 ・・・ 90~95キロ
13丁 ・・・ 100~105キロ
14丁 ・・・ おそらく115キロ程度
2. PGEキャブレター(SHA1412)について
・吸気側外径 58ミリ
・インレットマニホールド外径17.5ミリ
・インレットマニホールド内径14ミリ
・出口は14ミリだが内部では12ミリしかない?
メインジェットはデロルト製でなくても京浜丸大シリーズが使える上番手もほぼ一緒。ただし京浜製は75番以下は無いかもしれない?おそらく純正は65番位が入ってる。スロージェットはついてないので、調整はアイドルストップスクリュウのみ。
3. SE.TSJ型キャブレターPHBN12について
このキャブにはメインジェットとスロージェット、スタータージェットが付いてます。これはPHBNシリーズ全てに当てはまり、性能的にはフル調整可能ですす。SHAシリーズと比べてスロットルコントロールの幅があり、スポーツ走行に向いてると言えます。ジェットニードル調整ももちろん可能です。ちなみにSHAシリーズにはニードルは無いです。PHBN12に限り搭載モデルがSE.TSJ型共に排ガス規制モデルであるためスロージェットが30番台と薄目のセッティングのようです。バランスを取るためかメインジェットは76番と濃いセッティングになっている。SHAはメイン65番。参考として規制前フルパワーモデルであるDGM型PHBG19ではメインジェット80、スロージェット50である。
4. PHBGシリーズビッグキャブ換装時キャブ調整について
ビッグキャブにすると起きる問題としてスロットル急開時エンジンストールがある。ニュートラルでは息継ぎ、走行時低速走行から急開でストール症状。ただし高回転域は調子がいいというもの。ニードルクリップを下げるかメインジェットの番手を上げると改善しますが、今度は全体的に燃料が濃いめになりかぶりやくなり不調になります。またパイロットスクリュウの調整がシビアになりアイドルが不調になります。解決策としてはスロージェットの番手を55番以上の濃いめにしてメインジェットの番手は薄目のにする。大体80から85位と思われる。これで始動性良く下から上までスムーズに回るようである。