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紅茶とケーキと読手拳」(2014/04/20 (日) 07:59:42) の最新版変更点

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ハルマゲドン当日、番長小屋に続々と今日の戦闘に参加する番長陣営のメンバーが集まっていた。 番長小屋の中心にはとても豪華な装飾の円卓があり、円卓の周り10個の椅子が配置されている。 番長グループの雄姿達がそれぞれの椅子に腰かけていく。 そして最後に紅髪の少年が番長グループ小屋へ入室した。 番長グループの一人、紅井黄泉路である。 周りには二(さんした)家の二人、二〇二八一と二 ○五十がついている。 紅井「お早う、番長グループ諸君」 開口一番、紅井は円卓に集った番長陣営を見渡し、こう宣言した。 紅井「今日はハルマゲドンだ、先ずは」 紅井「紅茶でも淹れようか」 二〇二八一が番長グループ一人一人の面前に立ち、紅茶を注ぐ。 その隣には美味しそうなケーキも置かれた。 紅井「全員に行き渡ったかな? ……さて、飲みながら聞いてくれ」 紅井「○五十、映像を」 ○五十「はい」 円卓の中心に映像が浮かび上がり、敵生徒会メンバー達が次々と映し出されていく。 紅井「これが今回の生徒会の面々」 『 』「……こいつらが……、敵ナノ?」 アキカン「なんだメカ? どんな奴らかと思ったら2歳児(ガキ)までいるじゃあないメカ」 明和久「そそられないなあ~ぜんぜん」 紅井「侮りは禁物だよ。彼らの中には『ゴルゴ』と呼ばれ、危険な魔人の暗殺を専門とする抹殺者もいる」 斉藤「俺たちを殺しに来たってわけかよ。ま、良いんじゃねのォ。俺にかかりゃあ一コロにできそうだけどな」 一七「聞こえなかったの? 紅井様は侮るなと仰ったはずよ?」 斉藤「別にそういうイミでいったんじゃねえよ。カリカリすんなよ ビビってんのか?」 一七「……」 ガタッ…… 突然、番長グループの中の一人、二六九が立ち上がった。 そのまま出口へと向かっていく。 ○五十「どこへいく? 六九」 六九「殺しに行くんだよ 虫を叩くのは早いに越したことはねえだろう?」 ○五十「紅井様のご命令がまだだ。戻れ」 六九「その紅井様の為にあいつらを潰しにいくんだろうがよ」 紅井「二(さんした)」 六九「……はい」 紅井「私の為に動いてくれるのは嬉しいが、話が途中だ。今は席に戻ってくれないか」 六九「……」 紅井「……どうした? 返事が聞こえないぞ? 二 六九(さんした むく)」 六九「!!」 突如、紅井から凄まじい殺気が放たれ、六九を襲う。 それによるものなのかどうか、六九は突如膝をついた。 紅井「――そうか。解ってくれたようだね」 紅井は満足そうに安堵の表情を浮かべる。 そして、再び番長グループの面々を向き直した。 紅井「さて、番長グループ諸君、生徒会の面々は見ての通りだ」 紅井「侮りは不要だが騒ぎだてる必要もない。各人まずは自分の初期配置でのんびりと行動してくれ」 紅井「驕らず、逸らず、ただ座して敵を待てばいい」 紅井「恐れるな」 紅井「たとえ何が起ころうとも、私と共に歩む限り、我らの前に敵はない」 そして、紅茶とケーキを食べ終わり、番長グループの面々はそれぞれの初期配置場所へと向かうのだった。 佐亜倉(番長は私なんだけど……あの子、なんであんなに偉そうだったんだろう) 佐亜倉(あと、六九(ろーぐ)ちゃんの名前の読み方また間違えてる……)

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