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帰ってきた!? フラン(伊)とゴリラの大冒険!! 第9話『vsヘイソ・ジャボ』


フランとゴリラはとっても仲良し。
いつも一緒にお散歩するの。

「今日は裏山の遊歩道を散歩しましょう。」
「ウホウホ。」

フランとゴリラが学校の裏山に作られた遊歩道を散歩していると、
向こうからヘイソ・ジャボが歩いてきました。

「ごきげんよう。」
「ウホウホ。」
「絵描こーぜ。」
「ウホウホ。」

だけどおやおや、何やらジャボの様子がおかしいです。

「どうしたの。」
「ウホウホ。」
「実は、なんでも自分の思い通りになってつまらないから世界滅ぼして自分も死にたいんだ。」

ジャボの言によると彼はあらゆる妄想を現実に変える能力を手に入れ
今までありとあらゆる欲望を叶え、多くの犯罪を犯してきたようです。

「俺は今まで自分の能力でいろんな物を手に入れてきた。金!女!!俺に手に入らない物はない!それがなんだかつまらなくなったからもう死にたいんだ。」
「死ねばいいのに。あ、いや可哀相。」
「ウホウホ。」

ジャボは過去のイジメと頭おかしい能力のせいでかなり性格がねじ曲がっているようで、
良識を持ったピュアな者を闇堕ちさせて世界を滅ぼすのが夢なのだそうです。

幸か不幸か、フランとゴリラは良識を持ったピュアな心を持つ者とは判定されませんでした。
フランがこの世で最もピュアで良識を持った女の子であることは
これまでのフランとゴリラシリーズを読んでいただければ
最早語るべくもなく疑うべくもない純然たる事実なわけですが、
残念ながらゴリラの方は『所詮畜生なので良識など持っているはずがないだろう』と判定されてしまったようです。悲しいことです。

「どうしよう。さすがに今回は関わらない方がいいかな。」
「ウホウホ。」

どちらにしてもバナナやキノコでどうにかなる問題ではなさそうなので
とりあえずフランとゴリラは放っておくことにしました。

更に歩いていくと、次にフランとゴリラは満点花 マルクルルと出会いました。

「ごきげんよう。」
「ウホウホ。」
「絵描こーぜ。」
「ウホウホ。」
「ハラショー!いい天気ねー!!」

満点花 マルクルルは生徒会で唯一良識を持ったピュアな真人間と言われている人物です。
あまりに心の汚い人間が彼女を見ると目が潰れる危険性があります。
フランとゴリラは、ほぼピュアで良識があるので目が潰れることはありませんでした。

だけどおやおや、何やらマルクルルの様子がおかしいです。

「どうしたの?」
「ウホウホ。」
「実は最近、よくわからないけど誰かに見られている気がするの。」

彼女の話によると、どうやらマルクルルはここ数日
囚人服の上に学ランを着て手枷足枷をつけた不審人物にジロジロと見られているようです。
どう考えてもストーカーですが、ピュアすぎて疑うことを知らないマルクルルにはストーカーというものがよくわからなかったようです。

「どうしよう。最近バナナとキノコで解決できそうにない問題が多すぎる気がする。」
「ウホウホ。」

話を聞く限り、ストーカーの正体はヘイソ・ジャボで間違いなさそうです。
どうやらマルクルルが良識を持ったピュアな人物であるために目をつけられてしまったようです。

「そうだ、こんなところに狂戦士の鎧があるわ。」
「ウホウホ。」

フランとゴリラは早速狂戦士の鎧をマルクルルに着させてあげました。
鎧を装備したマルクルルはいきなり襲いかかってきました。

「ハラショー!ハラショー!ハラショー!!」
「大変、逃げないと。」
「ウホウホ。」

フランとゴリラはあわててその場を離れました。
狂戦士の鎧は非常に強力な鎧ですが、装備すると理性を失い敵味方の区別なく襲いかかるという呪いのアイテムです。
危険なアイテムではありますが、ストーカー対策の護身用としては十分な性能でしょう。
これできっとマルクルルも不審者に襲われることはないはずです。

「違う!こんなのはピュアでも良識ある人物でもない!!俺の求めてるのと違う!!!」

遠くでなにやら叫び声が聞こえた気がしましたが、
いつの間にか天気も雨模様となってきたためフランとゴリラは散歩を終えて家路につきました。

「今日もいいことしたね!」
「ウホウホ。」
「明日も一緒にお散歩しようね。」
「ウホウホ。」
「明日はどこに行こうかなあ。」

めでたしめでたし。