ヨコオDによると「DOD3全編のあらすじをポエムにして英語訳してポエムっぽく崩したもの」とのこと。

本文

  1. A thirstful whore
    with lips agasm
    Her web unspundled,
    left to blight

  2. A fortrace drowing
    in the blasm
    Her walls vansieged
    by falseful mite

  3. An anvil tyed
    by lock and lash
    Her works abounding
    like the hare

  4. An icy love
    by fire knashed
    Her tears for him
    a dulcy aere

  5. A farewell kiss
    from lealfast drake
    Her end a cork
    pulled from the wine

  6. Which falls in
    gemel angel's wake
    And reddens this,
    our dearthly stein

  7. Or will the flower
    splay her flaps
    Contract and birth
    a world defaced?

  8. Or will her thornish
    sword be snapt
    The flower broken
    for the vase?

  9. Or will the songstyr
    dance and scend
    A eulogy beneath
    her boots?

  10. The world will meet
    a tangled end
    Betwixt its voul,
    labrynthin roots

解読1(ID:olHbuF3F)

1.
カラカラの売女
唇で絶頂
その女はなす術もなく
病に身を任せた
agasm→orgasm?絶頂、憤怒
+amazingで素晴らしい、とか?
精神的に荒廃した娼婦は
唇(キス、あるいはフェラ)でイかせることも出来るって事か?
web 罠をはる
spundl→spindle?糸を紡ぐ
罠をはれない・・・抗うこともなく?
2.
もがき苦しむ傷
武装主義の中
彼女が壁に打ち勝つ作戦は
ちんけなクソガキによるものだ
drowning→溺死する
bla→blade?→刀、羽根
sm→cismの略?
van→前衛、先頭、先陣、先導者
siege→包囲攻撃、包囲作戦
false→偽りの、人造の、模造の
mite→ダニ、小さな子供
falsefulはmiteを馬鹿にした表現か
ミハイルの事と思われる
彼の竜種としての自意識と幼稚さの歪さの揶揄とも取れる
3.
鉄床に縛りつけられ
石と鞭によって
彼女は色々な事をされた
まるで野うさぎのように
anvil→鉄床(かなとこ)・・・ハンマー台
the lashで鞭うちの刑
hare→野うさぎ
色々な~で直接的な表現を避けている?
ノベルの鞭うちの刑の件か
うさぎは本編でもスリィがゼロの事を表現する際に使われている
4.
凍てついた愛は
knashで燃え上がる
彼女は彼のために泣いた
愛すべき空で
knashed→?
冷め切った心が誰かを仲間だと思えるようになった?
dulcy→Dulcie最愛の
愛すべき空・・・本編中で空と言えば、ミハイルの背中(臭い)、高高度(寒い)
空自体は良いものとして描かれていないので、
クソみたいな空でも悪くない的な揶揄か
5.
別れの口づけ
それは本当に誠実で忠実なドラゴンから
彼女の最後のコルク栓は
あふれるワインによって抜かれた
leal→誠実で本当の
fast→心の変わらぬ、忠実な
drake→ドラゴンの愛称系か。本編ではクソドラゴンと呼んでいる
ミカエルの事かも?
ワインが何の暗喩かにもよるが、コルクが蓋をするものだとしたら
内側から溢れる愛情とか?
彼女はこれまで感情に蓋をしてきたけれど、
湧き上がる感情を前にとどめる事は出来ない、とか。
単純に血の暗喩とも取れる。
6.
ここでお陀仏
双子の天使が目覚め
それは赤く赤く
私たちを死で染め上げる
Aエンド
falls in→倒れる、(戦闘などで)死ぬ
ここで死んでしまいました的な意味か
gemel→Gemini?ふたご座
dearthly→死んだように、極端に、ひどく
stein→stain?しみ、汚れ、汚点、きず
stainだとしたら、悪い意味でしみを付けると言う事で、
死で染めると言うことを悪し様に表現していると思われる。
7.あるいは「花」
彼女を羽ばたかせる
契約と誕生
世界は改変されてしまったのか?
Bエンド
B分岐タイトルは「花」
splay→広げる
flap→羽ばたく
彼女に新たな可能性を与えて、縛られた運命から羽ばたく的な意味か
契約・・・契約制度
誕生・・・ゼロが生まれなおした。死したミハイルが生き返った。でもReBirthではない
deface→外観を損なう。摩損する
世界は悪い意味で変わってしまったのかと言う意味で、
改変が喜ばしいものではないと解釈できる。
8.
あるいは彼女の刺々しさ
刃は折られた。
「花」は壊れた
器のせいだろうか?
Cエンド
thorn→棘
ish→~性の
swordは剣でもあるが、
walls vansieged・・・打ち勝つための作戦=ミハイルと解釈できる。
そしてCエンドでミハイルが殺されたとき
ワンは「お前の剣になっていたから」と言っている
vase→花瓶、つぼ、器、皿
花の器であるところのゼロの精神的均衡の瓦解を表現?
ゼロがやっちまったなーって事か
余談だが皿と言えば「奇妙な皿の上で燃えて」とか「発火する皿の上で~」だとか
9.
あるいは「ウタウタイ」
舞い、立ち昇る
賛辞の価値もない
彼女は何かを掴めたとでも?
Dエンド
the songstyr→ウタウタイ(固有名詞)化?
scend→上昇する
どう見ても地獄阿波踊りです。
eulogy→賛辞、称賛
beneath→~のもとに、~より低い、~する価値もない
歌ゲーなんてロクでもないもん褒めんなよって言うメタ発言?
ゼロの行動はミハイルにとっては褒められた行動ではないと言うこと?
boot→掴み損なう boot itで歩く。boot outで蹴飛ばす、追い出す。
何かを得るのを失敗する的なニュアンスがある
10.
世界は巡り会うだろう
もつれた末に
voulの狭間
迷宮の根幹
tangled→もつれる
Betwixt→betweenの古語。~の間で
voul→?
root→根元、付け根、底、男根
パラレルワールドはここから始まった的な意味?

補足
agasm→ギリシャ神話のアガメムノン思い出した。
      Agathaとか人名でよくあるaga-を名詞っぽくしたんじゃないかな
blasm→これも形をそれっぽくしてるけどblast連想。音だとblossom
knashed→k無視で読んで人名のnashと同じ語源かも。なんかの木だとおも
dearthly→dearth/lyじゃね?
stein→そのままコップじゃだめかな。1で皿とかあったし、からっぽの器みたいな
voul→音からvowel連想。主要分岐をさすんじゃないか
voul→ovule(胚珠)?
aga-はピュア、nashはトネリコの木らしい
plateの解釈には「立場」「地位」「~に属するもの」みたいな意味もある



他に解読挑戦したものや単語ごとの解読ありましたらどうぞ



コメント

  • 4.knashed…crashed(砕かれ)が訛った()、gnashed(軋らされ)、nash説なら語源のash(トネリコ)→ashedで「灰(燼)にされ」? - 2016-03-02 09:06:03
  • 6.WhichはWitchとのダブルミーニングの可能性も。「魔女が倒れ」?steinはまんま独語「何か固いもの」?「礎、基礎」で天使の教会の始祖を指しているのかも。「我らの死の礎」? - 2016-03-02 09:06:38
  • 10.のvoulに無理矢理他解釈挑戦すると、foul(からまり/反則)とかball(舞踏会)とか。英語詩って明言あるしvowel(母音)で合ってそう。「母なる音の間で」?しかし全体的に解読のレベル高いなGJ - 2016-03-02 09:14:42

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最終更新:2014年02月28日 02:10