魔道士・魔法使い
魔法を使える人。 大多数は魔道士協会に所属し、普通の人と同じように市井で生活している。 魔道士でない人達も、大人ならその存在を何となく知っているが大っぴらに口にはしない。 「魔道士」「魔法使い」は同じ意味だが 里保は一環して「魔道士」を使い、衣梨奈は「魔法使い」を使用している。 さゆみは場合によって両方を使い分けているようだがニュアンスの違いについては不明。
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魔道士協会
殆どの魔道士が所属している巨大組織。 魔道士の争いを仲裁したり、治安を守ったりしている。 また「裏」の存在として公にはなっていないが「表」の世界にも多大な影響力を持っている。 魔道士間の争いが絶えなかった時代に秩序を打ち立てる為に設立されたが、「組織」自体が本来の魔道士の性質に相反する為、その影響力が徐々に低下している。
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執行局
里保が所属する魔道士協会の一部署。衣梨奈の父親が局長を務める。 戦闘を得意とする魔道士が集まり、犯罪者の追跡等を行っている。 執行局員にはそれなりの権限が与えられるらしく「執行魔道士」の肩書きは他の協会会員からも一目置かれている。
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M13地区
さゆみが住む海辺の街。700人以上の魔道士が住んでいる。 さゆみの縄張りになっている為協会も手出し出来ない。 その為、協会に所属しない魔道士の坩堝となっており逃げ込んだ犯罪者等も多数住んでいる。 基本的に協会のルールは通用しないが、さゆみの影響力を含めて暗黙の了解がいくつかあり、緩やかな秩序がある。
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三大魔道士
たった一人でも協会を向こうに回すことができ協会も迂闊に手が出せない三人の大魔道士。 ”大魔女”道重さゆみもその一人。 三人ともが「不老長寿の魔法」を会得し、長い時を生きている。 さゆみ以外の二人は、”西の大魔道士”つんく
そして”金色の魔法使い”後藤真希。
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不老長寿の魔法
三大魔道士が会得している魔法。 半永久的に魔法の研究ができ、いつまでも若く美しく居られる魔法。 嘗ては多くの魔道士が会得したが、争いや自害によってその数を減らし「失われた魔法」と呼ばれるようになった。 現在は3人しか使える者が居ない為、多くの魔道士が奪いたいと考える魔法でもある。
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奪う魔法
全ての魔道士が会得している基本魔法の一つ。勝負をして両者が勝敗を認めた場合(無意識下でも可)勝者が敗者の持つ魔法を奪うことが出来る。 敗者はその魔法が使えなくなり、暫くの間魔力も失う。 協会では魔道士の「勝負」の決着をこの魔法の発動をもってつけると定めており、それにより争いの連鎖を抑制している。 元は師匠が弟子へ秘伝の魔法を託す儀式的意味合いを持つ魔法だったが、本来の用途は忘れられている。
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狗族
人狼族とも呼ばれる。先天的に犬や狼の姿に変身する魔法を持つ魔道士集団。 少数民族だが一人一人が強い魔力を持っている。かつて協会との争いに敗れた歴史があり、不平等な立場に追いやられる。北方に狗族の郷がある。
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因子
普通の人の中に発現する希少な特殊体質。 髪や爪などの体の一部が魔法の薬の材料になるらしい。 古い時代には、貴重な身体を持つ因子持ちの人達が魔道士に襲われる事態があった。 現在はその技術や存在の認知が無くなり、殆どの魔道士は因子持ちを見分けることも出来なくなっている。
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