(30)308 『ヤダ』



ヤダヤダヤダ、リゾナントに行きたい。
心の中で泣きながら、顔からは笑みを絶やさない。
それはね、芸能人なんだから色々と自由は制限されるのはしょうがないと思ってる。
でも今日は私の誕生日を祝ってくれるというのに、収録が延びに延びて終わりが見えない。
このままじゃみんなが帰っちゃうよ。
道重さんのパーティーは楽しかったな。
初めてのお酒で酔っぱらった道重さんはキス魔になっちゃうし。
私はジュンジュンとコンビを組んで、青空小春・ジュン子という名で漫才をして、ボケのくせにツッコミたがるジュンジュンのせいでケンカみたいになって、新垣さんに怒られたけど、楽しかったな。
あーあ、こんなことなら一緒にお祝いをしてもらっとくんだったなあ。

収録の中休みに楽屋に戻ったらメールが着信していた。
みんなからなんだろうな。 折角集まってくれたのにごめんなさい。

「久住 リンリンがヘンタイだ 来い 待ってる from ジュンジュン」

バカッ
そこは大変だろう、ってね。
本当に大変な事態なら共鳴という絆で、何か伝わってくる。
これは待ってるよってことだよね。
ありがとう、みんな。
何か元気が出たよ。
仕事が終わったら、雷みたいに飛んでいくから、待っててね。



最終更新:2014年01月17日 18:10