(36)148 モーニング戦隊リゾナンターR 第6話 「新垣里沙の憂鬱な日常」



光と闇の狭間に出来た空間を走る回廊で正体不明の敵の襲撃を受けた愛は「スパイの憂鬱」の世界に迷い込んでしまった。。
そこは平和で活気のある下町風の商店街。
これまでに訪れた世界との落差に戸惑って立ち尽くしていると一人の女性と出会った。
彼女は「スパイの憂鬱」の世界の新垣里沙。

「HAND MADE CITY」の世界で出会った里沙のことを思い出した愛。
愛の顔を見た里沙は何故か慌てた様子で、カラオケボックスに誘った。
優待券を財布から取り出す際に、中身をぶちまけて取った大袈裟なリアクションや、
財布にびっしりと詰まった各種のカードや割引券を見て、改めてこの世界の里沙が旅の最初に出会った里沙と別人であることを実感する愛。
小物感漂う里沙に失望気味の愛だったが、個室に入ってから告げられた言葉で驚かされることになる。


「で、あんた何処の誰?」

この世界の愛になりすまそうとするが、里沙の目を誤魔化すことは出来なかった。
少しだけ里沙のことを見直した愛は、自分がこの世界の愛でないことがどうしてわかったのかを尋ねるが、
その答えを聞いて愕然とする。

「私のことを狙ってるあの女好きがこんな2ショットで私のこと放っておく筈がないって」

里沙に会話のペースを握られた愛は、自分の旅の目的を洩らしてしまう。
全てを壊して、自分の世界を守る。

「壊す」という言葉に目を光らせる里沙。
慌てた愛はこれまでの旅の経緯を話し、この世界だって迷い込んだだけで、壊すつもりはないことを説明するが…

「壊す、いいねぇ。 手始めにリゾナンターをやっちゃってよ」驚く愛に里沙はこう続けた。
「あいつらにはもううんざりしてるんだよね。 あっ、あたしは本籍地ダークネスで今はリゾナンターという現場に出向してるだけだから、そこんとこヨロシク」
意外な言葉に里沙を非難する愛だったが…

「あいつら最悪だよ」
自分のマンションを滅茶苦茶にされたことから始まる里沙の愚痴に延々付き合わされる愛。
聞き役に徹する愛に気を良くしたのか、話は里沙の趣味である特撮談義に発展し、仮面ライダー熊次郎の主題歌まで一緒に歌わされる羽目になった。


両手にスーパーのレジ袋を下げた若い女、体つきは華奢だが身のこなしは敏捷そう。
その前に現れた黒装束の女、その顔は「HAND MADE CITY」の世界で愛の前に立ちはだかった女。
黒装束の女は、買い物袋を下げた女を「お姉さんと遊ばない」と誘う。
警戒心を露わにする若い女に対して…「一緒に来るしかないんだなあ。」と言って手帳を差し出す。
それは高校の生徒手帳で氏名の欄には光井愛佳と言う文字が…




次回予告 

謎の女の前に倒れていく「スパイの憂鬱」の世界のリゾナンター達。
それをよそにカラオケボックスの時間を延長して、歌に興じる里沙と愛。
笑いに満ちた世界をも闇が覆おうとしている、果して愛は…
モーニング戦隊リゾナンターR 第7話 「放つ光」

「こいつらは救いようのないバカばっかりだけど、正義の味方なんだよ」

全てを笑って、世界を救え!!


最終更新:2014年01月27日 18:22