(25)552 タイトルなし(m411-真野恵里菜 )



「もう・・・戦いは終わりや」

リゾナンターとダークネスの永きに渡る戦いに、ようやく終止符が打たれた。
戦いの終結宣言として、二人のリーダーが歩み寄り、その手を差し出す。
その時だった。

「なんやねん?ピアノの音・・・?」

ポロン、ポロンと鳴り響くピアノの音色。
二人が振り返った先に見たものは、白いピアノを弾く儚げな少女の姿だった。

「命の削り合いをした相手と握手だなんて。これだからお年寄りはダメなんですよ」

微笑みながら言って立ち上がり、少女は指をパチンと鳴らした。
それを合図に、リゾナンター・ダークネスの幹部、計20名を上回る数の少女たちが現れる。
少女たちは皆、ダークネスの若手訓練兵だった。

「“B”!」
「ハイ!下克上の準備は万端デス!」
「“C”!」
「ガーっといっちゃうよ!」
「“卵”たち!」
「いつでもOKでふよ~」

各中隊のリーダーからの報告に、ピアノの少女は満足そうに頷いた。

「さあ、世代交代の時間ですよ!」


激闘の後で、手負いのリゾナンターとダークネスの幹部たち。
反乱軍はそこを狙っていたのだ。
対抗するも、彼女たち20人のコンディションは本来のものとは程遠い。
徐々に、数で勝る反乱軍のほうが有利になっていった。

この事態を打開するにはどうすればいい?
関西弁の少女と白衣の女。両軍の参謀が手を組み、策を練る。
そして、出された結論は。

「数で負けてんのやし、一対一はあかんと思うんです」
「こっちもチームを作るべきかもね。それも互いの力を最大限に活かせる、息のあった仲間同士の」

かくして、ここに五つの急造チームが誕生した。


「身内の不始末は身内がケジメつけなあかん。行くで」
「若い連中に年の功ってやつを見せてやるわ!」
「年の功とかゆーな!」
「そーそー。あたしらまだ若いし」
「まったく。おばちゃんと一緒にしないでほしいべ」

「中間管理職チーム、行くわよ!」
「って、おめーが仕切るんかい」
「んあ。チーム名はもっと美少女戦士っぽいのがいい」


「でっへっへ。なんか懐かしいね、こういうの」
「あー・・・この分け方は想定してなかったなあ」
「ちょっとリーダー!涙ぐんでる場合じゃないでしょーが」
「・・・人のこと言えんし」

「やけん作戦は、ん?・・・うええおええ!?」
「あ。どうも、こんにちは」
「あれ~?あなたのチームはあっちじゃないんですかぁ?」
「おまえら見てると危なっかしくてイライラする。手ぇ貸してやるからありがたく思え」

「じゃーまずはリーダーとチーム名を決めよっか」
「え?リーダーは最年長の人とちゃうの?」
「ヤダ。メンドくさい」
「じゃあワタシやりまース!」



蒼と黒。
相反していた二つの色は、今、一つとなった。
誰もその勢いを止めることはできない。

いざ。

「「「「「がんばっていきまーーーーーっしょーい!!!!!」」」」」




蒼と黒の共鳴の前に次々と駆逐されていく反乱軍

「くぅ~まぁ~・・・」

『守護者』と呼ばれる4人のうち、最後に残った長身の少女も崩れ落ちる

「残りはお前一人やよ」
「降服しなさい、m411。命までは取りません」

「降服?フッフッフッ、アーッハッハッハッハッ!」

「何がおかしいのさ!」
「きっと頭がおかしいんだべ」
「アンタに言われたくねーだろ」

「美しい友情ごっこですねぇ、でもそれもここまで・・・完全なる個である私の力を見せてあげましょう!」

絶望のピアノの音色が響き始めた





556:名無し募集中。。。:2009/04/05(日) 16:23:54.31 0
蒼と黒の共鳴の前に次々と駆逐されていく反乱軍

「くぅ~まぁ~・・・」

『守護者』と呼ばれる4人のうち、最後に残った長身の少女も崩れ落ちる

「残りはお前一人やよ」
「降服しなさい、m411。命までは取りません」

「降服?フッフッフッ、アーッハッハッハッハッ!」

「何がおかしいのさ!」
「きっと頭がおかしいんだべ」
「アンタに言われたくねーだろ」

「美しい友情ごっこですねぇ、でもそれもここまで・・・完全なる個である私の力を見せてあげましょう!」

絶望のピアノの音色が響き始めた


557:名無し募集中。。。:2009/04/05(日) 16:24:46.42 0
リレー妄想

映画版って感じw



最終更新:2014年01月17日 14:50