マルクス経済学

マルクス経済学初学者スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1292237653/l50


○第一章 商品


○第一節商品のニ要素 使用価値と交換価値
•最初の書き出し
資本主義の社会の富は「たくさんある商品の集まり」だから、まず商品の分析から始めるよ


○商品は欲望を満たす物で、2つの側面があるよ
•使用価値~具体的に有用なものの価値-商品の質
•交換価値~物と物が交換する際の割合-商品の量
商品を交換する際、物と物を交換する割合しか見ないわけだから、交換においては使用価値は見えなくなっているよ。
•商品の交換価値は労働量で決まるよ


○第二節 労働の二重性
•労働も商品なら2つの価値があるよ
つまり「使用価値を作る労働」と「価値を作る労働」


•商品はどうやって生まれるの?
独立した生産者がそれぞれの生産物を交換する場合に商品が生まれるよ。


○第三節 価値の形態または交換価値
貨幣のなぞ
価値表現の両極-貨幣の謎
相対的価値形態-価値を測られるもの
等価形態-価値を測るもの(貨幣とか)


○第一の価値形態、偶発的な価値形態
私は米を作っている農家。
今年も米がいっぱい収穫できたので、一着の上着と交換しようと思う。
たまたま上着を持っている人がいて、「私が」米と上着を交換しようと思う比率を提示してみる。
米2kg=上着1枚
この「=」は分かりにくいイコールで、左辺が自分が交換に出すもので右辺が自分が受け取るもの。


ここで、「私が」米を交換するとき、自分は苦労して米を栽培したから、
その苦労に見合う商品じゃないと交換しない。でも、他人の商品を交換するときに、
他人の苦労や労力を見るわけではなくて自分にとってその商品が有用かどうかで判断する。


○価値形成過程
500万円のお金を投じて400万円の労働と100万円の材料を買って500万円の車を売ること。
価値増殖過程
自動車工場の労働時間を2倍にします。そして
1,000万円のお金を投じて400万円の労働と200万円の材料を買って車2台で1000万円売ります。
そうすると400万円儲かります。この400万円儲かったピンハネ部分が剰余価値といいます。
どのぐらいピンハネされているかを表す指標として、マルクス経済学では剰余価値率(ピンハネ率)を
使います。これはピンハネ部分(剰余価値)÷人件費(可変資本)で出せます。
•ピンハネ率(剰余価値率)=ピンハネ部分(剰余価値)÷人件費(可変資本)


○生産手段に投下された資本を、不変資本といいます。具体的には原料費や設備の減価償却費等をあわせたのがこれに近い概念です。
労働力に投下された資本を、可変資本といいます。具体的には人件費です。


○絶対的剰余価値は要するに労働時間延長で儲かってウマーっことだろ?
相対的剰余価値は分業または技術革新で労働時間短縮してウマー
特別剰余価値はウリジナルの特別な他より抜きん出た技術で他の資本家よりウマーとなることでおけ?


○使用価値は交換価値とはいっちしない。近代経済学は使用価値、効用に立脚している。マルクスは商品交換と貨幣の分析を通じて、もの価値は労働量だとした。労働価値。


○労働時間は二つに別れるよ。必要労働時間と剰余労働時間だよ。


○必要労働時間はその家族に必要な生活手段価値の生産で、Vなのだが、剰余労働時間は名前の通り剰余価値Mの生産である。 また商品の価値は商品W=不変資本C+可変資本V+剰余価値Mである。


○標準労働日をめぐる闘争
資本家は労働時間を最大に延長しようとし、労働者は自己の消費量を出来るだけ必要労働時間に近づけようとする。
どちらも等価交換を主張しており、労働時間をめぐる対立は階級闘争の誕生だ。
(疑問:でも労働者の主張が必要労働時間でなくて労働ゼロで金よこせでもいいんじゃないの?
剰余価値はそもそも等価交換じゃないんだし。 )


○賃金は二つの形態に分かれる。時間賃金と個数賃金である。
•時間賃金
時間賃率(一時間当たりの労働価格、時給のようなもの)
労働日の価格(日給)÷労働時間で求める
•個数賃金
商品一個あたりの賃金のこと。
日給8000円÷1日の生産数=一個あたり1000円の賃金
•個数賃金も資本家ウマー
つまり沢山つくってもらえればそれだけ儲かるから。


○賃金の騰貴が物価の騰貴に繋がるとは言えない。
商品の価値はC+V+Mだから、賃金が上がったらといって価値の分配V+Mに影響を及ぼすだけで剰余価値が減るだけである
したがって物価の騰貴に応じた賃上げが必要だ。
その指標として物価を織り込んだ賃金、名付けて実質賃金がある。
実質賃金=貨幣賃金×貨幣の相対価値


○再生産は単純再生産と拡大再生産がある。
•単純再生産は剰余価値を全て資本家が個人的に消費してしまう事態。
G-W-G+gだけど剰余価値g使っちゃうから二回目もおなじG-W-G+gになる。
労働者は労働力W(A)をうって賃金Vを得る。でもこのVは生活に最低限の生活手段の分だよ
賃金は新商品の可変資本分消費するんだよ。
G-(W=C+V+M)-Gで、賃金は新商品の賃金分と同じ価値を消費するんだよ。
•拡大再生産;資本家は剰余価値の一部を使って生産を拡大する
拡大再生産は剰余価値の一部または全部を資本に回す。
どんどん増える資本。 ピンハネ(剰余価値)から資本がどんどん作られていく。
ということは、資本というのは不払労働の堆積なんだね。
•拡大再生産の例
ブルジョア資本家が車を作るぞ。
一台価格2000万の車つくる。500万の原料と500万の賃金で一台作る。売れたら1000万円の儲け。
1000万の儲けで全部もう一台作る。
2000万投じて原料1000万、賃金1000万投じる。2000万円の車2台出来て儲け2000万。この儲けを…と永遠に繰り返すのが拡大再生産。


○資本の有機的構成
資本の価値構成とは、不変資本Cと可変資本Vの価値比率、V/Cである
資本の価値構成はどんどん高度化していく
価値構成が一定で資本蓄積すれば、労働需要が増える。
だがいつかは剰余価値は減少し、賃金率は低下する
資本の有機的構成が高度化する場合二つある
拡大再生産において、剰余価値を資本へ投じるが、不変資本に投じる場合は二つある
1.既存の設備はそのままで追加的に再投資する場合。
既存の労働者は大丈夫
2.新工場たてて合理化する場合。労働者は首切りだ
そして合理化がドンドン進んでいくと、失業者がドンドン増える。これを相対的過剰人口とマルクスは呼んだ
○流動的過剰人口
企業の合理化により臨時労働者、中高年労働者、伝統的な熟練労働者が解雇者である
相対的過剰人口は二つの役割がある。
1資本の労働力需給の貯蔵地として。
2賃金水準を圧迫させるものとして


○資本家は剰余価値の増加を、つまり富の蓄積をもたらし、労働者は失業と貧困を、即ち貧困の蓄積をもたらす



残りはと回転、、利潤と所得源泉だ


○資本の循環
三つの資本形態がある。貨幣資本、生産資本、商品資本。
元手となるのが現金の場合貨幣資本、器械や設備、工場の場合生産資本、売り物をそのまま持っている場合商品資本となる


○再生産表式
•単純再生産
生産手段を生産する会社Iと消費手段を生産する会社IIしか世界にないとする
会社IIのCVMは生活手段の供給量である。生活手段の需要は会社IのVMと会社IIのVMがある。
II(C+V+M)=I(V+M)+II(V+M)となる
生産手段の総量である会社IのCVMは会社IのCと会社IIのCに等しい
共通するのは、I(V+M)=IIのC
これが両者に共通する単純再生産の均衡条件である
•拡大再生産の均衡条件は会社IのV+Mk+Mv=会社IIのC+Mcとなる。
•生産手段、消費手段の需給と剰余価値の可変資本部分と不変資本部分への分配


○剰余価値の利潤率の転形
費用価格とは商品を作るのにかかった費用。C+V=Kのこと。 利潤とは儲け。
利潤率とはM/(C+V)のこと。投資額に対してどれだけ剰余価値を生み出したかという割合。
資本家の行動は剰余価値ではなく利潤率を追い求める。
当初は様々な産業部門で利潤率がバラバラでも、やがて利潤率の高い部門に参入していく。
利潤は差し詰め割引キャッシュフローを追い求める行為であり、利潤率は割引率を追い求めることにイメージが近い。
全部門は平均利潤率に落ち着き、平均利潤率によって得られる利潤を平均利潤という
商品の価格は価値CVMから離れ、費用価格(C+V)+平均利潤という生産価格に転化する



○利潤率の傾向的低下の法則
剰余価値を不変資本にどんどん投入していくと利潤率M/(C+V)は低下していく。
これを利潤率の傾向的低下の法則という。



○三位一体定式の間違い
利子の所得源泉は資本、地代の所得源泉は土地、賃金の所得源泉は労働である。
マルクスによるとこの考えはあまりにも表面的。ただの利潤の分岐である


○マルクスの資本主義の将来予想
利潤率はどんどん下がる。労働者の賃金はドンドン減る。
生産量は増えていき、需給のバランスが崩れ、商品が売れなる。
一気に恐慌が起こり、企業が淘汰され、再スタートとなる。



終わり


リンク


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最終更新:2014年01月23日 10:19