IOポートの構造

出力の構造

 I/Oポートの構造を、もう少し詳細に説明する。下図の構造はポート7以外のI/Oポートで共通の構造となる。
 I/Oポートを出力に設定する場合は、Px_DDR(ポートBならPB_DDR)の該当するビットを1に設定する。
 出力データは、Px_DR(ポートBならPB_DR)の該当するビットに0もしくは、1を書き込むと、ICのピンを通じて外部にデータが出力される。

  • Px_DRに1を書き込むと、Tr1がON(Tr2はOFF)になるため、赤線の様な電流が流れ、LEDが点灯する。
  • Px_DRに0を書き込むと、Tr2がON(Tr1はOFF)になるため、青線の様な経路(電流は流れない)が出来上がるため、LEDは点灯しない。


                                     [図 IOポートの構造(出力の場合)]

■入力の構造

 I/Oポートを入力に設定する場合は、Px_DDR(ポートBならPB_DDR)の該当するビットを0に設定する。
 データは電圧値(Vsw)として入力される。このとき、Vswが閾値(2V)以上なら、Px_DR(ポートBならPB_DR)の該当するビットが1、閾値以下なら、0が設定される。


最終更新:2014年03月18日 17:21