ホバーアクション

今回は、文字列にカーソルを合わせた(ホバー)ときに、アクションを起こすコマンドを作りたいと思います。
まず、基本形はこんな感じです。
/tellraw @p {text:"文字列",hoverEvent:{action:<アクションのタイプ>,value:"アクションの値"}}
アクションのタイプは3つあります。
  • show_text
ホバー時に、valueの文字列を表示する。
  • show_item
ホバー時に、valueのNBTタグのアイテムの情報を表示する。
  • show_achievement
ホバー時に、valueの実績の情報を表示する。


また、valueの値はtextと同様に「"(ダブルクォート)」で囲みます。

テキストを表示する。

(例1)/tellraw @a {text:"説明",hoverEvent:{action:show_text,value:"テストです。"}}
/tellraw @a {
  text:"説明",
  hoverEvent:{
    action:show_text,
    value:"テストです。"
  }
}

4行目でアクションのタイプを「show_text」(valueを表示)にしています。
5行目で「テストです。」を指定しています。
このコマンドは「説明」の文字列にカーソルを合わせたときに、「テストです。」を表示するというものです。
実行するとこんな感じです。


アイテムの情報を表示する。

(例2)/tellraw @a {text:"アイテム",hoverEvent:{action:show_item,value:"{id:276,Damage:0,tag:{display:{Name:\"ダイヤ剣\",Lore:[\"テスト。\",\"ここに説明文。\"]},ench:[{id:16,lvl:1},{id:17,lvl:1}]}}"}}
/tellraw @a {
  text:"アイテム",
  hoverEvent:{
    action:show_item,
    value:"
    {
      id:276,
      Damage:0,
      tag:{
        display:{
          Name:\"ダイヤ剣\",
          Lore:[\"テスト。\",\"ここに説明文。\"]
        },
        ench:[
          {id:16,lvl:1},
          {id:17,lvl:1}
        ]
      }
    }
    "
  }
}
コードが少々長いです。
4行目でアクションのタイプを「show_item」(コマンドをチャット入力欄に表示)にしています。
6~19行目で「{id:276,Damage:0,tag:{(省略)}}」(アイテムのNBTタグ)を指定しています。
このコマンドは「アイテム」の文字列がホバーされたときに、6~19行目のアイテムの情報を表示するというものです。
また、アイテムのNBTタグ内に「"」がある場合は「\"」に置き換えたほうがいいそうです。
実行するとこんな感じです。


実績の情報を表示する。

(例3)/tellraw @a {text:"実績",hoverEvent:{action:show_achievement,value:"achievement.openInventory"}}
/tellraw @a {
  text:"実績",
  hoverEvent:{
    action:show_achievement,
    value:"achievement.openInventory"
  }
}
4行目でアクションのタイプを「show_achievement」(実績を表示)にしています。
5行目で「achievement.openInventory」(Taking Inventory)を指定しています。
このコマンドは「実績」の文字列をホバーしたときに、valueで指定した実績が表示されるというものです。
valueの値は「achievement.<Scoreboard name>」を使用します。
こちらの「Scoreboard name (PC Only)」の列を使用してください。
実行するとこんな感じです。
最終更新:2014年01月23日 15:11
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