ストーリー

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69年後の歴史書

  • それは2015年の出来事であったとも、2017年の出来事であったとも云われている。
  • 当時の日本はクーデターの勃発により内戦状態であった。
  • あるいはアメリカの核兵器によって首都東京が壊滅し、荒廃していた。
  • あるいは世界的に奇病が蔓延し、人類は衰退していた。
  • あるいは隕石の衝突によって世界は一度滅亡していた。
  • あるいは争いなど無く、人々の心はゆとりで満たされていた。
  • 等々。兎角、歴史家という者は自分の好む過去をなんとか地面の底から掘り出してくるらしい。
  • 私は学者ではない。そのため、学者達が血道をあげる真実の追求などという事柄にはなんら興味ない。
  • この手紙を読む君もどれが真実かなど深く考える事はないだろう。
  • だが、そんな私でも学者達の言葉に心惹かれる時は、心惹かれる物事はある。
  • それは2017年――便宜上2017年としておこう。2017年の出来事。
  • あれだけ気ままな方向を向いていた前述の学者達が、ここだけは声を揃えて語っているのだ。
  • その年。日本。東京の。希望崎学園に世にも恐るべき生徒会が存在した、と。
  • どうだろう。好き勝手な方角を見る学者達の首を捕まえ、強引に同じ方向へと向けさせるこの力。
  • その時に何があったのか。君も、興味があるのではないか。
                                        ――ウィズ卿の手記より

年表(便宜上、年表の開始年は2017年と表記する)

  • AD2017年07月:希望崎学園にて第九次ハルマゲドン勃発。パントマイムよしお率いる生徒会陣営が発足する。
  • AD2017年08月:パントマイムよしおのパントマイムにより希望崎学園に散らばる不平分子を生徒会が鎮圧。
  • AD2017年08月:同月、パントマイムよしおによる生徒会政権が盤石なものとなる。『終わらない夏休み事変』。
  • AD2017年09月:部会にて、各部の当期部費の縮小が強行採決され、各部活動から不満が噴出する。
  • AD2017年10月:野球部の代表、佐藤二郎が中心となり、部活動連合が発足される。学校非公認。
  • AD2017年11月:生徒会と各部活動間での小競り合いが頻発するようになる。部活動連合もこの頃4つにまで増加。
  • AD2017年12月:生徒会が「鬼雄戯大会」の開催を宣言。4つの部活動連合を公式に認可する。
  • AD2018年01月:冬休みの校舎内にて佐藤二郎の死体が発見される。以後、各部活動連合の関係が険悪になる。
  • AD2018年01月:鬼雄戯大会発案者の陽舟が死体となって発見される。続け様に起きた事件は『鬼の哄笑』と呼ばれる。
  • AD2018年02月:この頃には各連合の先導者が全員死亡。全ての決着は大会にて、と一時的に紛争は沈静化。
  • AD2018年02月:延びていた鬼雄戯大会がついに開催の運びとなる。

鬼雄戯大会開催に至る布石

  • 2017年の夏。
  • 第九次ハルマゲドンによって勢力を伸ばした生徒会陣営は不平分子を粛清し、着実にその基盤を固めていた。
  • その年、生徒会長の座に着いたパントマイムよしおの圧倒的な戦闘能力とカリスマ性、パントマイムによる統治である。
  • モヒカン雑魚一人いない生徒会の規律正しい秩序は非魔人の一般生徒からの支持率も高かった。
  • パントマイムよしお個人の人気もまた高く、熱狂的な女生徒達による護衛団が作られる程であった。
  • この時期がよしお政権の絶頂期であったとも言われる。

生徒会による部費の搾取

  • そんな生徒会の人気を曇らせる事態が発生したのは新学期最初の部会の席であった。
  • 生徒会は学園の秩序維持に多額の費用が掛かると主張し、各部活動の部費の大部分を生徒会の活動費に充てると発言。
  • 各部の代表とよしお護衛団との衝突を経て、大荒れの部会は幕を閉じた。
  • 結果的に各部は部費を大きく削減され、以降の部活動に支障をきたすようになる。

一致団結する各部活動

  • 魔人の運動系部活動は備品の消耗が激しいため、部費の増減は死活問題であった。
  • 魔人野球部に所属する佐藤二郎は事態を重く見て、生徒会への抗議活動を開始した。
  • 部活の垣根を越えて多くの生徒達に協力を仰ぎ、ここに最初の部活動連合が発足する。2017年10月某日。
  • この動きにかねてから生徒会に不満を持っていた者達も便乗し、複数の部活動連合が林立することとなる。
  • 校内の各所でよしお護衛団と部活動連合の小競り合いが頻発し、学内の治安が悪化の一途を辿る。

陽舟の計

  • 自陣営の疲弊を感じ取った生徒会の参謀である陽舟は、ここで策を講じた。
  • それが、図書室の古文書から紐解いた鬼雄戯大会の開催であった。
  • まず目先の利益を用意して不満の矛先を鈍らす。
  • 次に部活動連合を正式に認可することで、これ以上の連合の発生を抑制し、敵勢力の増加を防ぐ。
  • さらに各連合を競争相手に据えることによって連合の合併や協力を牽制し、敵の巨大化を防ぐ。
  • そして、個人への栄誉を用意することで個別の連合内の協調性も減じさせる。
  • 大会の目的は、全て生徒会の敵勢力を弱体化させるものであった。
  • その他にも陽舟は数々の策を裏で講じていたという。
  • 陽舟は死の直前、これら一連の策について「これぞ四虎競食の計。そして埋伏の毒の合わせ技よ」と語ったという。

ヒビ割れた団結

  • 果たして、部活動連合の協力体制は大きく揺らぐこととなった。
  • 元々が違う部活動とはライバル視し合う関係だったこともあり、鬼雄戯大会は連合間の対抗意識を煽った。
  • 部活動連合創設者の佐藤二郎はこれを生徒会の策略であると言い放ち、連合の結束を説いてまわった。
  • しかし、学園最強の称号を求める者や学費免除を狙う者など部外者が各連合に流入し始め、結束は緩くなっていた。
  • この時期、既に各連合内では他の連合を敵と見なす意見が半数を占めていたという。

先導者の死

  • 事態がさらなる変化を見せたのは年が変わって2018年の1月。
  • 当時屋外運動系部活動連合の代表として動いていた佐藤二郎が他殺体で発見されたのである。
  • これを他の連合によるライバル減らし目的の暗殺であると断じた一団が他連合のメンバーを襲う事件が発生。
  • ここから急速に各連合の関係が悪化する。

陽舟の死

  • そんな中、佐藤二郎の死に続いて陽舟も他殺体で発見される。
  • この事件を期に、佐藤二郎の殺害は生徒会の陰謀説よりも鬼雄戯大会の利権争い説が主流となる。
  • 陽舟の手帳の最後のページには「鶏肋鶏肋」との走り書きが残されていたという。

そして鬼雄戯大会へ

  • 大会立案者の死により延期となっていた鬼雄戯大会であるが、2018年の2月、ついに開催の運びとなる。
  • 部活動の存続を切に望む者。
  • 最強の栄誉を求める者。
  • 一攫千金を狙う者。
  • 生徒会の暗躍、部活動連合間の紛争という火種を抱えたまま――
  • 各々の思惑が絡み合う、命懸けの闘いの火蓋が今、切って落とされた。


  • このストーリーの続きは、大会参加選手達が綴る。


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最終更新:2014年05月25日 10:26